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zoom RSS もえるるぶ台湾版?−台湾の才媛が東京の漫画・アニメショップを大紹介

<<   作成日時 : 2005/06/15 02:37   >>

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もえるるぶ東京案内 ~史上最濃! やくにたつ萌え系ガイドブック~という本があります。これは秋葉原・池袋といった「サブカルチャーの聖地」の同人誌スポットなどを紹介するものですが、台湾に行ったときに東京のACG(アニメ・コミック・ゲーム)ショップ、ジブリ記念館などの関連施設を詳細に紹介した本を発見、早速購入しました。昨日少し紹介しましたがタイトルは「東京動漫畫 攻略地図」。作者は林佳蓉さん。東北大学大学院国際文化研究科修士課程を修了された才媛です。
 前言にはこの本を執筆した理由が書かれています。今から10数年前、台湾は日本のアニメ・漫画ブームでしたが、台湾で出版されているものはあまりに乏しく、日本からの輸入品は悪徳業者のいいなり、日本での価格の数倍の値段、「なら思い切って日本に買いに行ってやろうじゃないの!」その時から2年に一度くらい「買い出し」に出かけたそうです。人には「化粧品とか、電気製品とか買いに行くのぉー」と言って、「ついでに」一箱、また一箱と書籍・CD及び周辺グッズを買いに行かれたそうです。その後、奨学金を得て日本に留学した後は忙しい学生生活の間を縫って、大体3ヶ月に一度同人誌の販売会にあわせて東京の仲間のもとに顔を出していたとのこと。
 最初は右も左もわからず、『東京攻略マップ』も出たが休刊になってしまいという状況、作者ご自身も苦労されたそうです。そこで多くの日本を目指す台湾人のために筆を執ったということでした。
 構成は、まず秋葉原、池袋、中野ブロードウエイといったショップが集中するエリアを取り上げ、それぞれの町の特徴、交通手段、お店などを豊富な写真と共に紹介し、その後でコミケ・コミックレボリューションといった同人誌イベントの紹介及び参加の注意点などが詳細に書かれ、加えて基本用語事典と「日常」必要な日本語が紹介されています。ほとんどカラーで143ページという豪華な本で、値段は250台湾元ですから1000円強です。中国語さえ読めれば日本人でも十分役に立つ内容ですよ。
 単語集もおもしろく、基礎篇では「イベント」「声優」といったものが取り上げられています。ちなみに声優は「アニメや映画の配音員(「声優」の中国語、ペイインユエン)。日本の配音員は地位がきわめて高く、キャラクターソングCDを出したり、自分のアルバムまで出すこともあり、実力のすぐれた人は大スターにも劣らない。」とあります。応用編では「J禁」などという言葉まで取り上げられています。これは「当該同人誌はジャニーズ事務所あるいはいかなる関係するオフィシャルな組織に伝わってはいけない(もの)。「一般禁」のうち、特に厳格な領域である。なぜならかつてある人が同人誌をジャニーズ事務所に持って行ったところ、それが同人の創作者の大災害を引き起こし、しまいには同人webページや発行物の管理が非常に厳しくなってしまった。」とあります。うーん。勉強になる。
 大陸にせよ、台湾にせよ、政治の世界ではさまざますれ違いが感情のもつれを引き起こしていますが、こうして、我が国の文化を心から愛してその伝道師となってくれている人に、大変感激しました。(ちなみに ごく普通の書店に置いてありました。)政治の風穴を開けるのは文化の力、そして日本のアニメ・漫画文化はその有力なアイテムであるということを改めて実感したのでした。
 (西遊記文化出版 ISBN957-29839-3-8 2004年)
もえるるぶ東京案内 ~史上最濃! やくにたつ萌え系ガイドブック~

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6/16 自爆生活は続く
 そういえば「萌えるるぶ」なんて本がありました。持っています。 ごめんなさい。るるたん萌え〜です。みさくら先生バージョンも凄く イィ!ですが、みさくら先生の場合、どうしても両方ツイてるという 錯覚から逃れられません。助けて、台湾版萌えるるぶの偉い人!  ・・・そういえば台湾版萌えるるぶについては、恩師の一人である 人物が運営する文化系(?)ブログ「TK網絡」に記事があります。 それによると、作成したのは東北大学大学院で学び、同人活動に長く 従事していた台湾人女性らしいです。偉すぎま... ...続きを見る
チャンプ的汚多記録晒しAGE
2005/06/17 14:53

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
文化の力、私も同感ですー。
おととしから毎夏、名古屋の大須で「世界コスプレサミット」(!!)なるものが開催され、ドイツやフランス等から日本のゲーム・アニメキャラのコスプレイヤーが来日してます。
今年は、なんと「愛・地球博」を会場にして行うとか。
成功すれば、来年には世界各国で「オタク文化」が広がっているかも?
Gang1 tian2
2005/06/16 01:58
おか・・・いえいえカンティエンさんコメントありがとうございますっ。
名古屋って意外にコスプレ系強いみたいですね。コスプレサミットのことはテレビで偶然観ました。政治では失点続きですけど、あれだけ熱狂的に文化を支持してくれる人がいると嬉しいです。「愛・地球博」がオタクの世界制覇元年になるのか(^_^;) 注目しましょう。 
ちぇんちぇん
2005/06/16 09:17
ちぇんちぇん先生、こちらのブログでは始めまして。世界各国に
ヲタ文化が伝播しつつある事について、もう既にご存知かも知れ
ませんが、イタリアで開催された第九回ヴェネチアビエンナーレ
建築展日本館での展示トピックがオタクカルチャーだったことに
ついて、オタクの美意識として「侘び・寂び・萌え」を併記して
挙げるなど、大変興味深いと思うので、もし何かの参考になれば
嬉しいなということでリンクを貼らせて頂きます。http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/index.html
文化の力、素晴らしいですよね!
チャンプ(−O−)@Yu Sheng
2005/06/17 13:48
チャンプ(−O−)さん バーチャル世界では始めまして。コメントありがとうございました。ご教示いただいたサイトですが、寡聞にして知りませんでした。ありがとうございました。文化ってナショナリズム高揚のための道具にされがちですが、人格を基点とした文化圏の形成という発想にうなりました。文化が人種や民族的対立を軽減する力となるためにはどのようにしてナショナリズムから文化を解放するかが大切な視点となりますからね。
 私はオタクではありませんが(まだいうかいっ!)オタクな方々の活躍を後方支援したいと思っています。
ちぇんちぇん
2005/06/18 12:51

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